先日「母親から譲り受けたダイヤモンドで婚約指輪をつくって欲しい。」というお客様がいらっしゃいました。
実は、お母様から譲り受けた婚約指輪のダイヤモンドを使って、新しく婚約指輪をおつくりすることができます。
サムシングフォーをご存知ですか?
ヨーロッパには、サムシングフォーと呼ばれる古い言い伝えがあります。Something Blue「何かひとつ青いもの」、Something New「何かひとつ新しいもの」、Something Borrow「何かひとつ借りたもの」、Something Old「何かひとつ古いもの」この4つのものを、花嫁が結婚式で身に着けると幸せになれると言われています。
・Something Old「何かひとつ古いもの」
母や祖母より、経済的な豊かさを願って宝石を受け継ぎます。お母様から譲り受けたダイヤモンドでつくる婚約指輪には、『サムシングオールド(何かひとつ古いもの)』という幸せな花嫁になるための素敵なおまじないが込められています。
・ビジュ・ド・ファミーユ(bijou de famille)
ビジュ・ド・ファミーユ(bijou de famille)は、フランス語で「家族の宝石」という意味をもっています。ヨーロッパに古くから伝わる習慣で、お父様とお母様の思い出が沢山つまった婚約指輪などのジュエリーを、ご子息様・お嬢様・お孫様たちへと贈り、世代を超えて家族の愛を受け継いでいきます。永遠に輝き続ける宝石に想いを込めて、家族の証として婚約指輪をおつくりするのは愛が溢れていてとても素敵ですよね。
見えない気持ちを形として贈るものが婚約指輪です。ダイヤモンドをセッティングするデザインは、シンプルなタイプからメレダイヤを複数あしらった華やかなデザインまで沢山あります。彼女に似合うデザインや着けてほしいデザインを自信を持って選んでくださいね。女性にとってはデザインよりも彼の堅い決意が伝わる贈り物であることが重要のようです。大切な相手を想い選ばれた婚約指輪が彼女にとって何よりの宝物になるでしょう。