世界中の女性に愛され続ける、人の手(人為的な色の変化を目的とした加工)が施されていない自然のままのピンクのダイヤモンド。巡り合う確率が大変少ないことから「運命の象徴」石とも呼ばれています。そして、ピンク色になる理由もいまだに解明されていないとても神秘的な宝石です。しかも、石言葉が「永遠の愛」、「完全無欠な愛」などの意味を持つとってもロマンティックなピンクダイヤモンド。女性らしさの象徴でもあるピンク色はいつまでもパワーを与えてくれる色でもあります。
世界中の天然ピンクダイヤモンドの産出のほとんどを占めるオーストラリアのアーガイル鉱山においても、その採掘量は年々減少しており、2020年に閉山となることからますます希少性が高まっています。ピンクダイヤモンドの中でもファンシークラス以上のピンクの色彩が強調されたダイヤモンドは、世界でもアーガイル鉱山のみ採掘されます。このアーガイル鉱山の露天掘りも1983年より行われてきましたが、ピンクダイヤモンドの供給鉱山が2020年に閉山すると発表されました。この鉱山が閉山してしまった場合は、すでに供給されているのみの流通となり、ピンクダイヤモンドは手にはいらないものになってしまうという見解が強いです。
アーガイル鉱山は、2002年に閉鉱する予定でしたが、ピンクダイヤモンド人気が高まり引き続き採掘がおこなわれるようになりました。莫大な費用をかけて地下採掘をしましたが、徐々に採掘が困難になり、2020年をもって採掘を終了ということです。新たな鉱山が発見されない限り、ピンクダイヤモンドが採掘されるということがありません。今後は、さらにピンクダイヤモンドの価値が上がっていくことが予想されます。ダイヤモンドの総算出量の中から、ピンク色のダイヤモンドに出逢う割合は、およそ「20万に1つ」。天然ピンクダイヤモンドは、ふたりの愛の証へと至ります。